終戦後まもなく創業し、当地では平成元年より営業しています。 自慢は、「法楽あられ」。「法楽あられ」は、材料の餅を極限まで薄く削り、油で揚げた当店だけのあられです。色とりどりのあられは、柔らかな食感で少し甘味があり、口の中で溶けていくような感じです。 そのこだわりは、原料、工程、焼き上げに至る全てで見られます。特に水にはこだわりを持ち、地下153メートルの深さより汲み上げた地下水を使用しています。「法楽あられ」は、まさに作り手の気持ちが込められた逸品です。
大正11年創業、加古川名物「鹿児のもち」で知られる老舗です。 鹿児のもちは、「かこのもち」と読み、加古川が古来「鹿児」と称されていたことに由来し、播州米の粋を集めて精製された羽二重餅。白く透き通 った「鹿児のもち」は、しっとりとして柔らかく、甘さは控えめであっさりとした上品な風味です。
創業明治8年、初代下村民蔵により高砂市に加工工場が開設されました。 その後、2代目下村種吉が、「名産焼きあなご」として独特の焼き方とたれの調合に成功し、昭和21年に3代目下村正之氏により、加古川駅南の当地に店を構えられ、その技術を継承し現在に至っています。 「下村の焼きあなご」は、瀬戸内海の浅瀬で獲れる真あなごのうちの赤筋と呼ばれる一級品のみを使用し、生きた鮮度の良い状態で開き、2尾のあなごを5本の竹串に刺し、身を縮めないように皮の方から慎重に焼き、特性のたれをつけて香ばしく焼き上げられます。 「下村の焼きあなご」は尾頭付で尉と姥にたとえられ、2尾さして1串であることより長寿や慶事の象徴として進物用によく用いられています。 ふっくらとした焼きあなごは、香ばしく歯ごたえがあり特製のたれの風味がなんとも言えない絶品です。