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第1回「我がまち加古川」 第2回「加古川の春」 第3回「未来に残そう大切な宝物」 第4回「市民の足加古川線」
 



加古川市氷丘連合町内会長
溝之口3丁目町内会長 中村茂夫氏


JR加古川駅周辺は、東播磨の中核都市にふさわしい玄関口と、加古川市の21世紀の新しい顔づくりをスローガンに、住みやすくて魅力ある町づくりを行っています。
この事業について、JR加古川駅北の溝之口にお住まいの加古川市氷丘連合町内会長・溝之口3丁目町内会長の中村氏に語っていただきました。
中村茂夫氏


〜高架化に至るまでの歩み〜

現在の高架化事業の前には、昭和53年に持ち上がっていた加古川駅を橋上駅化するという構想があったんですよ。この計画は市行政や市議会でも決定され、国鉄や関係官庁にも陳情を要請していました。
神野駅付近の加古川線

しかしこの橋上駅構想では、駅北地区の開かずの踏み切りによる交通渋滞は解決できそうにありませんでした。
将来において、駅南北の円滑な交通を図る新設道路も望めないだろうし、駅南北の均衡ある発展や繁栄が望めないということから、橋上駅構想より高架駅構想へ至ったんです。

*橋上駅構想:
橋のように線路をまたいで駅をつくる構想


〜より良い町にしたい〜

私の住んでいる溝之口は駅北整備事業に伴い道路開発整備の真っ只中で、町の至るところで工事をしています。
この工事着工に際しては従来から駅周辺に住んでいる地域住民の声はもとより、新たな転入者にとっても、より住みやすい町を目指して幾度となく話し合いながら進めてまいりました。
今は道路開発整備のために交通が不便であったり、道路整備の関係から多少の住む場所の移動を余儀なくされるといったとこともあります。
この溝之口にある天之御中主神社も区画整理の一環で新築移動したり、公会堂敷地内の樹木も樹齢百年を過ぎた古木などは空洞化している大木もあったために、すべて伐採し撤去することになりましたよ。

この計画が行われる前は、開かずの踏み切りに加えて狭い道という道路事情があり、風の強い日に火事でもあったら消防車も通れない現実にぞっとしておりましたが、この計画のおかげでそれもなくなりました。
また、道路開発整備と平行して行われている加古川高架化により、永年の踏み切り問題が解決され、駅南北の往来が楽になることで加古川の発展にもつながればと思っています。
JR山陽線において新快速が加古川駅に止まることもあり、現在も神戸、三宮や、姫路といった商圏からの住宅地として、加古川市の人口は増え、学校、文化関連施設や業務事業者の誘致などをも行っております。


〜加古川線電化への期待〜

加古川市内の加古川線は加古川駅から民家沿いを走り、日岡、神野、厄神と加古川沿いの田園風景を抜けて、加古川に架かる鉄橋を渡って小野市の市場駅へと通っているローカルな路線でありますが、現在も車を運転できない地域住民の生活の足として活躍しております。
加古川線

阪神・淡路の震災で、非常時の交通手段として存在感が見直され平成17年に加古川線の電化が決定し、時間短縮や便数を増やすことで、より一層の利便性や快適性も向上します。それに伴い福知山線との連絡がスムーズになることから利用者の増加、丹波観光活用にも期待しています。


〜私の町加古川への思い〜

私はこの町が好きです。お気に入りの場所とかを具体的にあげることはできませんが、地域の将来や子孫のために悔いのない対処をはかっていき、さらにより良い町にしていきたいと思います。


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