▲オニバス
刺のある直径2mにもなる葉を水面に浮かす1年草で、絶滅危惧種を代表する水草です。加古川市では7箇所で生育しており、明石に次いで全国的に有数の産地といえます。
▲ガガブタ
丸いハート型の葉を水面に浮かべ小さな白い花を咲かせる水草で、播磨地域ではたくさんの池で見られます。しかし全国的に見ると数が少なく、絶滅危惧種になっています。
▲ヒツジグサ
山間部の谷池にひっそりと咲いている日本産スイレンです。語源は未(ひつじ)の刻すなわち午後2時に咲くことから由来しています。
▲ヒメコウホネ
土の中の根茎が白骨に見えることからコウホネ(川の骨)と名づけられたそうです。ハート型の葉と黄色い花が美しい水草で、加古川市ではまだ見られますが絶滅危惧種です。
▲イヌタヌキモ
根がなく、水中を浮遊しており、水面にかわいい黄色い花を咲かせます。水中のプランクトンなどを捕食する食虫植物です。
▲チョウトンボ
水草の多い植生の豊かなため池でよく見られます。黒く広い羽をヒラヒラさせチョウのように飛んでいるのが特徴です。
▲ショウジョウトンボ
真っ赤なトンボですが、アカトンボの仲間ではありません。ため池では5月ぐらいからよく見られるトンボです。
▲ハッチョウトンボ
体長が1.5cm程しかなく、世界で最も小さいアカトンボです。草たけの低い明るい湿地に生息していますが、湿地と共に少なくなっています。
▲トキソウ
花がトキの羽の色をしたラン科植物で、絶滅危惧種です。かつて市内のため池で希少な白花も混じった大群落があったのですが、埋立地に変身してしまいました。
▲カキラン
ため池の下の湿地によく見かける、花がカキ色のラン科植物です。園芸目的で採取されたり、湿地がなくなったりしたため非常に少なくなりました。絶滅危惧種です。
▲ヒメタイコウチ
全国でも限られた地域にしか生息しない大変希少な水生昆虫です。水深のあるところでは溺れるため、湿地のようなところを好みます。加古川市では数箇所の生息地があります。
▲ミズワラビ
水生シダ植物で絶滅危惧種です。加古川市では一箇所だけ生育が確認されており、JR線路際の田んぼで稲刈り後に胞子葉が見られます。
▲メダカ
かつてはどこにでもいる魚の代表でしたが、都市部で激減したため環境省が絶滅危惧種として記載しました。産地の判らないメダカが川に放される事も問題になっています。
※写真及び文章は「播磨ウェットランドリサーチ」様にご提供いただきました。
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