加古川探訪 トップページへ
戻る ニッケ印南・加古川工場 加古川市立図書館 あかがね御殿 平木橋
レンガ造りの建物が多数残る ニッケ加古川工場・印南工場
加古川工場所在地:加古川市加古川町本町・寺家町 / 交通:JR「加古川駅」下車 / 印南工場所在地:加古川市米田町船頭 / 交通:神姫バス「船頭」停下車
風化したレンガから歳月を感じさせる加古川工場旧6番倉庫の外壁。
風化したレンガから歳月を感じさせる加古川工場旧6番倉庫の外壁。

今も現役で活躍する印南工場のレンガ造り施設。
今も現役で活躍する印南工場のレンガ造り施設。
市内を貫く加古川の流れを挟んで東の加古川町に「ニッケ加古川工場」、西の米田町に「ニッケ印南工場」があります。かつて日本でも有数の織物の生産地だった東播磨の織物会社の中でも、ニッケ(日本毛織)は地域を代表する企業として発展しました。明治32年(1899年)操業の加古川工場、大正9年(1920年)操業の印南工場の広大な敷地内にはイギリスからの輸入レンガによる工場棟・倉庫などが多数建てられました。しかし近年の国内織物生産の衰退とともに始まった工場敷地の売却等により多くのレンガ造りの建物が次々と取り壊されましたが、建築から80〜100年以上を経た現在でもかなりの建物が残り、今も工場施設として使われています。工場内の立ち入りは関係者以外は禁止ですが、加古川工場に隣接するニッケパークタウン内にはかつての加古川工場6番倉庫が外観そのままに「カラオケレンガ館」として改装されており、間近からレンガ外壁を見たり触れたりすることができます。