「あかがね御殿」は明治から昭和にかけて、加古川市を代表する肥料メーカーだった多木化学の創業者 多木久米次郎氏が外国人技術者など海外からの来賓を迎えるための施設として大正中期から建築を始め、昭和8年に完成した4階建ての洋館で、正式名称は「多木浜洋館」です。外壁や屋根に銅板を張り巡らせた特異ともいえる贅沢な造りから周辺の人々から「あかがね御殿」と呼ばれるようになりました。平成14年にはその歴史的な価値から国の登録有形文化財となりました。内部は非公開ですが、周辺道路からはその歴史的な重みや独特の銅板張りの重厚感を感じる事ができます。また近くの別府港には埋め立てて公共親水緑地として整備された別府みなと緑地や加古川海洋文化センターがあります。
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