加古川探訪 第6回:印南野まほろば紀行 トップページへ
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いにしえの石文化に触れる 弁財天神社の家型石棺の蓋
安置された「家型石棺の蓋」


 
青々とした平荘湖の湖底には多くの古墳が眠る
平荘湖は昭和41年に完成した周囲約5kmの県営工業用水ダムです。その湖底には数多くの古墳が沈んでおり、湖畔にある弁財天神社の境内には長さ223cm、幅148cm、厚さ60cmもある竜山石製の家型石棺の蓋が安置されています。これは平荘湖地内16号墳(稚児窟古墳)の石棺の蓋で、弁財天神社の境内に掘り出されていたものを、平荘湖建設にともなう弁財天神社の移転にあわせて現在の場所に運ばれました。「印南郡誌」によると姫路城主であった榊原式部太輔は鷹狩りでこの地を訪れた際、この石棺を見てよい泉水(庭の池)だと懇望され、多くの人夫が志方町の投松峠まで大八車で運んでいったが、あまりの重さで車が動かなくなり途中で捨ててしまったとの記録があり、近年の調査の結果この蓋と石棺がぴたりと一致したため一対のものであることが確認されています。

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湖底の石室 家型石棺の蓋 日岡陵古墳 行者塚古墳