加古川探訪 第7回:印南野まぼろば紀行 トップページへ 
 
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ご利益豊かな北を向いたお地蔵さん 北向地蔵
JR加古川駅の程近い加古川町篠原町にある「北向地蔵」は文字どおり北を向いて安置された不思議なお地蔵さんとして、昔から地域の人々の信仰を集めています。その歴史は江戸時代、五代将軍徳川綱吉の頃にこの地に観音寺が建立された際にお祀りされたと伝えられています。古くからお参りした多くの人々のお祓いや、さまざまな願いごとを叶えてきたことから評判となり、ご利益のあるお地蔵さんとして大切に守られてきました。周辺の都市化の波にも生き残り、今でも周辺で商売を営む人々の守り神として親しまれ、毎年夏に行なわれる地蔵盆にはたくさんの子供たちが集まるなど、ビルの谷間で昔と変わらない姿で北を向いてそっと佇んでいます。
市街地の片隅のお堂に安置された「北向地蔵」。
やはり北の方角に向いている。