加古川探訪 第7回:印南野まぼろば紀行 トップページへ 
 
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同体が真っ二つに切れた 胴切地蔵
旧街道沿いのお堂に安置された「胴切地蔵」。後に廻って見てみると胴体が2つに分かれている。

高さ約1mの石材に彫られたこの地蔵菩薩は胴体のまん中で真っ二つに切られていることから古くより「胴切地蔵」と呼ばれ、地域の人々から信仰を集めています。伝説よると、その昔この地蔵さんを深く信仰していた人が、うっかり殿様の行列の前を横切ったために、供の侍の無礼打ちにあい、胴体を真っ二つに切られてしまいました。ところが、ふと気が付くと自分の胴体はなんともなく、地蔵さんの胴体が真っ二つになっていました。以来、地蔵さんが自分の身代りになってくださったと一層信仰するようになったと伝えられています。今でも「胴切地蔵」は加古川町平野の旧街道沿いにそっと佇み、人々の往来を見守っています。