加古川を含む東播磨地域は降雨量が少なく日射量が多い瀬戸内式気候と水に不便な台地だったことから、農業用水の安定した確保のために数多くのため池が築かれました。かつてため池には「オニバス」や「ガガブタ」などの水草が自生する独自の生態系が生まれましたが、生活廃水流入による水質の富栄養化や移入した外来種水草の繁殖によって駆逐され、オニバスやガガブタの多くが姿を消しました。しかし近年では地域住民や専門家によるオニバスやガガブタ復活へのさまざまな取り組みにより自生するため池がみられるようになりました。加古川市北西部に位置する志方町周辺のため池では数が少ないながらも自生するオニバスやガガブタを観察することができます。 |
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